あおりシートアラーム

ダンプあおりシート開状態走行防止装置

貨物の積載を行う車両には法令により、積載物が落下しないよう必要な措置を行う義務が定められており、土砂や砂利などを運搬するダンプトラックは通常、荷台を囲む側面の「あおり」の上部にシート(あおりシート)を設置し、走行する際はあおりシートを閉めた状態で走行しています。運転手の不注意によりシートが開いた状態で走行すると、構造物への接触や落下・飛散による交通事故に繋がる場合もあります。
近年増加傾向にあるヒューマンエラーによる事故撲滅の一助となるべく、計器メーカーのパイオニアである東京計器、日本道路グループの一員として自動車や建設土木機械のリースおよび建設資材販売を行うNDLSと共同で、シートが開いている状況をダンプ運転手に認識させるセンサーシステム「あおりシートアラーム」を開発しました。

あおりシートアラームの概念

左右のあおりに取り付けたセンサーがあおりシートの開閉を検知します。その情報を運転席内にある警報器が無線で受信し、警報器はあおりシートが開いている時に、警報音で運転手に知らせます。

子機センサー

センサー設置状況
センサー設置状況
  • センサーはマグネットでの簡単取り付け矢印を下向きに取り付けるだけ(※万が一の落下防止ワイヤ付属)
    センサー取付、電池交換はユーザー実施
  • あおりシートの斜交い鉄枠に取り付けます。
  • センサの駆動電源は電池(ボタン電池:CR2450)
    ※電池は市販で購入可能(電池寿命は約6ヶ月以上)
  • 大きさ:80mm×36mm×33mm
  • 防塵防水(IP65相当)

警報器(親機)

  • 運転席のシガーソケットからUSB変換プラグで接続するだけ(※変換プラグは別途ご用意ください)
  • 警報音のON/OFFボタンがあります。
    ※警報音ボタンを長押しするとOFFとなり、5分後にあおりが開いていれば再度警報音でお知らせします。
  • 警報音ON/OFFボタンは音量変化ボタン機能も併せ持ち、ボタンを押すたびに3段階で音量が変化します。
  • あおりの開閉状況や子機の電池残量等をお知らせする各LEDを搭載しています。

特徴

あおりシート開閉状態をセンサーで検知機
あおりシートの開閉は子機センサーが検知し、警報器(親機)に無線で通信します。
センサー設置が容易
ダンプの配線は必要ありません。特別な作業がないため、運転手でも簡単に設置取り外しできます。
開閉状態は音で警報
あおりシート開状態時は警報音が発生します。
センサーは小型・軽量
子機センサー・警報器(親機)とも手のひらに収まるサイズで軽量です。