日本道路グループは「ESG経営を推進することによって、社会から信頼され、存続を望まれる企業となるとともに、持続可能な社会づくりに貢献する」ことを経営理念に掲げています。また、「サステナビリティに関する基本方針」の中で、「社会貢献活動を通じた地域社会との連携」を掲げ、より良い社会の実現のためにさまざまな活動に取り組んでいます。
社会貢献活動の取り組み
当社グループは、社会貢献活動を通じて地域社会との連携に取り組んでいます。事業所独自の取り組みや関係先からの依頼も含め年間400件ほどの活動を実施しており、活動の中から、特に当社グループの企業価値向上に貢献する活動については特別表彰の対象としています。
全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」への参加

環境省「エコ・ファースト企業」として、海洋ごみ削減に取り組み未来の海を守るため、日本財団と環境省が主催する「海ごみゼロウィーク」に2022年から参加しています。春と秋のキャンペーン期間は事業所周辺の清掃活動や団体・自治体主催の清掃イベントへ参加を推進しており、グループ会社を含む全国の事業所で活動が行われています。
生物多様性保全に関する活動

当社グループは2020年12月に「日本道路生物多様性行動指針」(PDF : 113KB)を制定し、幅広い環境活動を展開しながら、生物多様性に対する課題に取り組んでいます。
熊野古道「道普請(みちぶしん)」
当社グループでは、世界遺産・熊野古道で和歌山県が行っている参詣道保全プログラムに2018年から参加しています。熊野古道は道の大部分が山の中の自然道であり、雨による土砂流出を防ぐため、定期的な道の修復(道普請)が必要とされています。
道づくりのプロとして、これまでさまざまな舗装工事に携わってきた当社ですが、世界遺産の修復・保全活動に携わることで、「道をつくる」「道をまもる」ことの大切さを参加者全員が感じ、改めて道路舗装会社の社員としての自覚と意義を感じています。
地域社会に根差した活動
各事業所では、交通誘導などの地域の安全活動、校庭整備ボランティア、行事への参加など、地域に密着した活動に取り組むことで地元との結びつきを深めています。
次世代育成の取り組み
人手不足が深刻化する中、若い世代に建設業の魅力を伝えるため、現場見学会や体験学習などの受け入れ、出前授業、仕事体験やインターンシップを実施しています。体験を通じて、道路の仕組みや機能、社会貢献性、建設業のやりがいなどを発信しています。
各支店、製造・販売拠点(合材センター)のほか、2024年に運用を開始した土浦テクノBASEでも、学生の受け入れを行っています。