砕石マスチック舗装


Tマックスシリーズは、一般名称を「砕石マスチック舗装」と言い、「耐流動性」「耐摩耗性」「たわみ性」「水密性」「すべり抵抗性」等の舗装に求められる性能をバランスよく保有したギャップ粒度のアスファルト舗装です。日本道路では、独自の配合比率で用途に応じた砕石マスチック舗装「Tマックスシリーズ」をご提供致します。トンネル内舗装用の明色タイプもあります。
- Tマックス
- 標準的な砕石マスチック、耐流動・耐摩耗タイプ
- TマックスC
- クラック抑制タイプ
- TマックスW
- 防水タイプ
- TマックスS
- 多機能タイプ
- ※TマックスSの薄層型は、別途「薄層TマックスS」をご参照ください。
特長
- Tマックス(耐流動・耐摩耗タイプ)
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- 粗骨材相互の良好なかみ合わせと、そこに充填された良質なアスファルトマスチックの効果で、耐流動性・耐摩耗性に優れた舗装です。
- TマックスC(クラック抑制タイプ)
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- たわみ性・疲労抵抗性に富み、局部変形に対する追従性に優れたクラック抑制タイプの舗装です。
- TマックスW(防水タイプ)
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- 繊維補強剤を添加しバインダー量を多くすることで、水密性を向上させた防水タイプの舗装です。
- TマックスS(多機能タイプ)
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- 骨材粒度等を調整することにより、排水性舗装に類似した路面のきめを有します。
- 雨天時の水はね、水光りなどが低減され、雨天走行時の安全性が向上します。
- 路面のきめが粗いため、積雪寒冷地においては凍結防止剤の残留効果が高まり、凍結抑制効果が持続します。
- ※Tマックスシリーズは、斜面などの特殊な場合をのぞき、通常の施工体制で施工可能です。
用途
- Tマックス
- 耐流動性が要求される地域の表層
- 積雪寒冷地で耐摩耗性が要求される表層
- 長寿命化をはかりたい重交通道路の表層、基層
- TマックスC
- リフレクションクラック抑制層やレベリング層
- コンポジット舗装の基層
- TマックスW
- 橋面舗装の基層
- ポーラスアスファルト舗装の基層
- TマックスS
- ポーラスアスファルト舗装に近い路面性能が要求される箇所(ポーラスアスファルト舗装実施区間の交差点内やポーラスアスファルト舗装の適用が困難な積雪寒冷地の表層)
- 自動車の騒音が問題となる道路
- 都市部の幹線道路等
- 市街地道路
- 積雪寒冷地
標準断面図

表面の状況
