重機緊急停止装置
本装置は、AIによる画像認識を活用し、安全停止を補助する重機自動停止装置です。
重機の危険範囲内(0~10m内で設定可能)において検知した人・物を区別して、重機運転者に警告音を鳴らすとともに操作を停止させる装置です。作業中において重機の急停止はかえって危険な場合があります。危険認識範囲を2段階に設定することにより、重機を減速・停止と段階的に制御する仕組みとなっています(3段階まで設定可能)。防水・防塵機能もあり、あらゆる現場での適用が可能です。
また、レンタル機への装着が簡便にできます。重機の純正安全装置との併用使用も可能であり、純正安全装置での死角を本装置で補うことできます。
システム概要
多用な活用性
AIカメラを軸にしてローラ・バックホウ(小型~大型)に取付け可能。
停止方法を変えることで、様々な重機に取付けることができます。
重機の死角をカメラで検知して運転手に危険を知らせ、作業装置を停止させる
様々な重機によって死角が違います。その死角をステレオカメラにより補います。ローラであれば、最も死角になる後方にカメラを設置します。大型バックホウであれば、後方もしくは側方に設置します。本装置ではステレオカメラを最大2台設置し、それらを検知し自動停止させることができます。
電源供給が容易
重機によっては、備え付けのシガーソケットから本装置の電源を供給することができ、接続が容易になっています。
高度なAI搭載ステレオカメラ
従来の安全装置では、危険と判断されると緊急停止させる仕組みでした。しかし、本装置はAI搭載ステレオカメラを通じて検知距離0~10mの間で重機の自動減速・緊急停止(補助)が可能であり、段階的に停止制御ができます。これにより、ユーザーが危険認識エリアを現場環境に応じて自由に設定が可能となっています。さらには、作業者の複雑な姿勢である「しゃがみ姿」もしっかりと検出してくれます。AI搭載ステレオカメラにより構造物や夜間でのカラーコーン等の誤認識してしまうものを学習させることで精度が向上していく構造となっています。