SDGs達成に向けたリサイクル工法


廃PETを再生利用するため環境負荷低減に寄与します。
特長
- 廃PETを使用することにより環境負荷を低減し、SDGsに貢献します。
- 工場で一般の再生アスファルト混合物に添加するだけで製造できます。
- 施工方法、施工時間は、通常アスファルト舗装と同様です。
- 再生混合物の耐久性が向上します。
用途
- 密粒度アスコンを使用する道路、駐車場に適用できます。
- 例 店舗の駐車場 など
PETリサイクルの工程

PETアスコン デモ動画
PETアスコン事例紹介
日田彦山線BRT「BRTひこぼしライン」
2017年7月九州北部豪雨で被災した九州旅客鉄道株式会社(以下JR九州)の日田彦山線の一部区間の添田駅~夜明駅間は、バス高速輸送システム(Bus Rapid Transit 以下BRT)による「 BRT ひこぼしライン(正式名称:日田彦山線BRT)」として2023年夏の開業に向け、JR九州により現在復旧事業が進められています。

「BRTひこぼしライン」は日田彦山線、添田駅~夜明・日田駅間を走る約40kmを走るBRTで、途中全長4.4kmの釈迦岳トンネルを含む彦山駅~宝珠山駅の約14kmはBRT専用道として整備されます。


BRT専用道の約14.1kmのうち約6kmの区間において、当社の「PETアスコン」(施工面積約23,000㎡)が採用され、2023年3月予定の舗装工事に向けて、現在各準備を進めています。
「BRTひこぼしライン」のPETアスコン概要
- コンセプト
再生アスファルト混合物に混入した ニュートラック(NT-5000) の数量を廃ペットボトルの使用量に換算し、カーボンニュートラルの実現、循環型社会の形成に寄与する環境に配慮した舗装で廃ペットボトルの使用量は 10 万本を目標としています。
- 適用箇所
地盤や橋りょう等の構造物など現地状況からPETアスコンの導入が効果的な区間を選定しています。BRT専用道を通行するバスの通過速度が一定の単路部を一般部とし、バスが停車や発進を行う速度が不連続な駅(停留所)、交通荷重のダメージを受けやすい橋梁部、耐水性が要求されるトンネル部など一般部よりも耐久性が求められる箇所を特殊部として、それぞれに応じてニュートラック(NT-5000)の使用量を下記のように変化させます。
✓ 一般部・・・アスファルト混合物 1t に対して 2kg 添加
✓ 特殊部・・・アスファルト混合物 1t に対して 4kg 添加- 廃ペットボトル使用計画
一般部のアスファルト混合物使用量は 2,198t、特殊部は 653t となるため、別途計算により廃ペットボトルの使用量は下表の通り、一般部では 6.3 万本、特殊部では 3.7 万本の合計 10 万本を使用する計画となります。なお、混合物および廃ペットボトルの使用量については施工の状況により変更する場合があります。

「日田彦山線つながるウォーク」開催
2022年10月30日(日)には、 BRT 専用道工事現場の一部を特別公開する JR 九州主催のウォーキングイベント 「日田彦山線つながるウォーク“パワースポットと絶景を巡る専用道ウォーク”@筑前岩屋駅」としてBRT専用道を含む約6kmのウォーキングイベントが開催され、事前予約の参加者や地元住民など約400人が参加しました。コース内の『めがね橋』は、工事中も含め、開業後は立ち入りができないためイベントのみの貴重な体験となりました。





2023年夏の開業に向け、安全を最優先に現在工事が進められています。PETアスコンによる舗装工事は2023年3月を予定しており、施工状況は適時更新して参ります。