連続鉄筋コンクリート舗装
連続鉄筋コンクリート舗装(CRCP: Continuously Reinforced Concrete Pavement)は、縦方向鉄筋を連続配置することにより、収縮ひび割れを分散して発生させた目地のないノージョイントコンクリート舗装です。このひび割れはひび割れ幅がきわめて小さく、荷重伝達性は十分確保されています。
特長
- 目地がないため、従来のコンクリート舗装に比べ平たん性がよく、走行時の騒音や振動を低下できます。
- 目地がないため、メンテナンス費用を削減できます。
- コンポジット舗装の下層として用いる場合、他のコンクリート舗装版と比べてリフレクションクラックの発生を抑制できます。
用途
- 一般道路
- メンテナンスが困難な高速道路、重交通道路、空港舗装、バイパス
- コンポジット舗装の下層の基盤
- 特に平たん性や騒音低減が必要な道路やテストコース
断面例(コンポジット舗装)
通常コンクリートとの比較
施工機械例
スリップフォームの場合
施工手順例
スリップフォームの場合