注意喚起LED灯

飛び込まレーン

一般的な道路工事では工事範囲と一般車両通行帯を区分するカラーコーンの視認性が悪いという課題があります。照明を増やすという案が考えられますが夜間照明が多過ぎると通行車両が眩しすぎて、運転しづらいという問題につながります。このような課題を解決するため、開発した技術が「飛び込まレーン」です。走行車両の視覚確保の妨げになる照明を必要最小限に抑えるとともに作業員が多く必要となるフィニッシャ横の安全(緑)ラインによりカラーコーンの横側を縦断方向に光るようにしました。また、フィニッシャおよび作業員の作業位置(一般車両走行帯側)が解りやすいように点滅灯(注意喚起LED灯)を配置したシステムです。

従来照明と「飛び込まレーン」の比較

一般的に夜間舗装工事はフィニッシャと呼ばれる舗装機械に照明を配置し、視認性を確保しています。左写真が一般的な夜間道路工事の例で照明の届く範囲は十分明るいですが、機械横の作業員がいる場所は陰になり暗い様子が解ります。

一般的な道路工事照明

フィニッシャ右横の作業員が暗いです。
フィニッシャ右横の作業員が暗いです。

「飛び込まレーン」を使用した照明

緑ライン灯により、工事範囲が明確に解ります。
緑ライン灯により、工事範囲が明確に解ります。

「飛び込まレーン」の特徴

点滅灯
黄色と緑色のLED灯はフィニッシャの一般車両通行側に配置し、交互に点滅することで一般車両に施工の場所を示すとともに注意喚起します。
横(緑)ライン灯
点滅灯の前後に設置された横(緑)ライン灯は10m程度の緑ライン状に発光するLED灯で工事作業帯と一般車両通行帯の区分を分かり易くします。
舗設幅員に合わせた照明
フィニッシャのスクリード端部にLED灯を設置するため、舗装幅員の変化に合わせた注意喚起を行います。
電源
LED灯をフィニッシャの敷均し装置(スクリード)の端部には配置するため、常に舗装幅員に合わせた注意喚起が行えます。
適用機械
数種類のブラケットを用意しており、各種フィニッシャに適用可能です。

点滅灯概要

点滅灯はスクリードの伸縮に合わせて移動

スクリード縮小時
スクリード縮小時
スクリード拡大時
スクリード拡大時

点滅灯(緑・黄色に点滅を繰り返します)

横(緑)ライン灯概要

ライン状に発光する特殊LED灯を使用しています。