via-ARGUS(アルゴス)
従来は工事車両が接近する情報を規制帯後方の誘導員が目視で確認し、無線機で工事車両入口の誘導員に知らせていましたが工事車両の近接をより早く、確実に誘導員に伝えることが現場安全向上の課題でした。
本システムは、株式会社ピー・エム・シー(東京都品川区南品川)と共同で開発したもので現場に設置した赤外線カメラで車両のナンバープレート番号を読み取り、事前に登録した現場入場車両のナンバープレート番号と一致した場合に、規制帯の誘導員へリアルタイムに通知されます。そのため、誘導員へ車線規制帯内に入場する無線での連絡が不要となり、誘導員が規制帯内への入場車両の管理が容易になりました。
一般車両への注意喚起を目的とした電光看板にも、同一情報をリアルタイムに送信することによって、『工事車両が入場します。減速をお願いします。』などの注意喚起の文章を明示できます。これにより、工事車両の後方を走行する一般車両が車線規制帯への誤侵入や、前方の工事車両に追突するなどの事故に対する有効な対策となります。

- ①ナンバー認識用カメラ
高性能ナンバー認識カメラ車両のナンバーを読み取る赤外線カメラを規制帯後方に設置します。固定方法は三脚または規制車の荷台にマグネットで固定します。昼夜を問わず、あらかじめ登録したナンバーを認識することができます。
- ②警告灯
入場車両が検知されるとスピーカー付き警告灯が点灯します。
通行車両にも工事車両の接近を知らせます。
工事車両(ダンプトラック)が入場すると下から点滅していき、現場に入場しているダンプが最大で4台分、点滅されます。工事車両が工事エリアから退出した場合はリモコン等で簡単に点灯を消去できます。
- ③LED掲示板(付属品として使用できます)
LED掲示板は登録車両を認識すると情報を感知し、表示が変化します。
状況により、4パターンの表示が可能です(パターンは事前に設定可能です)。
- ④タブレット端末
入場する車両の情報がタブレット端末に自動的に表示されます。
誘導員が入場車両の情報を文字情報としても認識できます。
ナンバー認識状況(ナンバー認識用ソフト)
登録車両認識状況
ナンバー解析画面
誘導員の登録車両通過確認状況