日本道路株式会社は、昭和瀝青工業株式会社の供給する「カーボンニュートラルアスファルト」を、自社のアスファルト合材製造プラントに導入します。
当社は環境ビジョン「Nichido Blue&Green Vision 2050」や環境省「エコ・ファーストの約束」において、環境先進企業として持続可能な社会の実現を掲げ、化石燃料を使用しないアスファルト合材製造技術の開発・研究や、廃PETを再利用したリサイクル工法の普及促進、道路面で発電ができる太陽光発電舗装の開発等、さまざまな取り組みを進めてまいりました。今回、これらの取り組みと並行して、アスファルト合材の材料である「ストレートアスファルト」の調達にカーボンオフセットを利用することで、2050年のカーボンニュートラル実現に貢献してまいります。
【カーボンニュートラルアスファルトの概要】
ISO14040/14044認証基準に基づいた認証で算出されたLCA(原油採掘から納品までに至る過程で発生する温室効果ガス(CO₂))は約0.461t-CO₂/tと算出されており、これをカーボンクレジットによりカーボンオフセットする、アジア初の取り組みです。取り組み初年度は、2020年3月に稼働を開始した環境配慮型プラントである「泉北りんかい合材センター」(大阪府泉大津市)で年間2,000tの「カーボンニュートラルアスファルト」の購入を予定しており、これにより約922t-CO₂に相当するCO₂の削減が見込まれます。
■購入時期:2023年4月~
■導入プラント:泉北りんかい合材センター(大阪府泉大津市)
■予定購入量:2,000t
■カーボンクレジット:米国Verra社「Verified Carbon Standard(VCS)」
(ボランタリークレジットとしては世界最大の流通量)
■CO2削減見込み:約922t-CO₂(当社グループの年間CO2排出量の約1%)
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