ラムサール条約登録湿地である「渡良瀬遊水地」では、年に3回、関係機関・団体、地域住民の手によって、湿地の希少植物の生育に悪影響を及ぼすヤナギやセイタカアワダチソウ除去のボランティアが行われており、日本道路(株)北関東支店では2020年からこの活動に参加しています。北関東支店の定例行事としてすっかり定着したこともあり、2022年11月26日(土)に開催された「第38回ヤナギ・セイタカアワダチソウ除去作戦」には、支店でオリジナルビブス(ゼッケン)を制作・着用し15名で活動に臨みました!
ビニール袋に収まりきらないほどの長さの外来植物を根っこから抜き取り、たくさんの草の山をつくって活動を終えました。
渡良瀬遊水地は、明治時代に起こった洪水や足尾銅山鉱毒事件を背景として渡良瀬川下流に計画された遊水地で、2022年の完成からちょうど100年を迎えました。この100年のあいだに遊水地内で堤防や調整池が整備され、台風による水害から人々の暮らしを守ってきた歴史があります。また、全国最大規模の広大なヨシ原が特徴で、チュウヒ(タカ科の鳥)を頂点とした独自の生態系ピラミッドが構成されており、1,700種以上の昆虫・260種以上の野鳥が生息していることから、「生きている自然の博物館」といわれています。
参考 : (一財)渡良瀬遊水地アクリメーション新興財団.”渡良瀬遊水地”.渡良瀬遊水地について,
2022年度の「ヤナギ・セイタカアワダチソウ除去作戦」は、前年度のように新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止となることなく、6月、9月、11月とすべて開催され、当社も全3回参加することができました。今回で今年度の活動は終了ですが、来年度以降も参加者を拡充してこのボランティアに取り組み、日本道路グループの環境ビジョン「Nichido Blue &Green Vision 2050」が掲げる持続可能な社会に貢献していきます。
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