日本道路(株)中部支店では、伊勢湾へのごみ流出を防ぐ最前線・藤前干潟で行われている清掃活動に2021年から参加しています。
2022年10月22日(土)に行われた「2022年秋の藤前干潟クリーン大作戦」では、当社社員とその家族計19名が参加し、市民、企業、学生ボランティアなど約1,600人とともに、干潟周辺に漂着したペットボトルや瓶、ガラスなどのごみを協力して拾い、1時間半程度でごみ袋2,360袋分のごみを回収しました。
藤前干潟は、約170種の鳥類、底生生物(貝、カニなど)が生息しており、さまざまな生物のオアシスとして知られています。
かつて、名古屋市の人口増加や、プラスチックの流通によるごみの増加を背景に、干潟の一部の埋め立てが計画されていましたが、市民の反対により撤回へ。その後名古屋市は「ごみ非常事態宣言」を出し、行政や企業、市民が一体となって徹底したごみの分別やリサイクルなど、発生したごみをどう処理するかではなく、ごみそのものの発生削減に取り組んだ結果、2年間で約3割のごみ削減に成功しました。藤前干潟には、市と住民が環境問題への取り組みを推進していく大きなきっかけとなった歴史があります。
参考 : 環境省.”藤前干潟の歴史”.干潟の埋め立てと藤前干潟の保全,
https://chubu.env.go.jp/wildlife/mat/m_1_1_11_1.html
(2022年10月27日参照)
2022年11月、藤前干潟はラムサール条約登録湿地となってから20周年を迎えます。これまで多くの人の手によって守られてきた藤前干潟を、次の世代へ繋ぐためにこれからも活動に参加していきます。
※リリースの内容は発表日時点のものです。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。