「道普請」活動状況報告

2020年11月27日(金)~28日(土)に2020年度の熊野古道保全活動「道普請」を実施いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響でこれまでとは全く異なる状況での開催となり、感染拡大の状況を注視しつつ、可能な限りの感染拡大防止策を取って、16名(本社4名、関西支店12名)での参加となりました。
結団式で石井専務による挨拶の後、世界遺産センター講堂において世界遺産とはどういうものなのか、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産としての価値といった話や、その保全についての講座を受けました。実際の道普請作業においては、和歌山県世界遺産センターのガイドラインに従い、ソーシャル・ディスタンスを確保し、土入れ班・運搬班・整地班と別れ、ローテーションしながらそれぞれの作業を行いました。土の補充箇所は、土置き場から約250mの地点、約1トンの土を補充しましたが、土の補充箇所から整地箇所まですべて上り坂であったため、運搬班はかなりの重労働を強いられました。しかしながら、整地作業は、今回も日道魂を発揮し、隅々まできっちり、傾斜も整え美しい仕上がりとなりました。
翌日は例年どおり、発心門王子跡から熊野本宮大社までの約7kmを歩きました。両日とも非常に良い天気で、気持ちの良い道普請ウォークとなりました。