NEDOグリーンイノベーション基金事業「CARBON POOL コンクリートプロジェクト」への参画と専用webサイト開設について

日本道路株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」において、CO2を高度利用した「CARBON POOL コンクリートプロジェクト」へ参画しました。
本プロジェクトは、15の企業、研究機関、大学等で構成される「CPコンクリート・コンソーシアム」が脱炭素社会の実現に向けて産官学協働で取り組む国家的プロジェクトです。プロジェクト専用のwebサイトを開設しましたので、併せてお知らせします。

1.プロジェクトの背景と概要

現代の日本では、未使用のまま廃棄されるコンクリートが年間約920万トン、解体から発生するコンクリート塊は約3,000万トンと言われています。「CARBON POOLコンクリート(CPコンクリート)」は、それらのコンクリート廃棄物にCO₂CARBON)を吸収固定(POOL)した新たなコンクリートです。CARBON POOLを最速かつ最大化してカーボンニュートラルの実現を目指します。
本プロジェクトでは、この「CPコンクリート」の開発および社会実装によって、2040年頃に年間200万t-CO₂以上の削減効果を目指しています。

【プロジェクト参加団体】CPコンクリート・コンソーシアム

2.プロジェクト専用webサイト

コンセプトムービーやプロジェクト概要資料(日本語・英語)、開発・製造、実証実験、社会実装のロードマップなどを掲載しています。また、定期的に進捗状況も更新しますので、ぜひご注目ください。

「CARBON POOL コンクリートプロジェクト」専用webサイト

※国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2003年に設立された組織で、新エネルギーの技術開発マネジメントを通じて、我が国のエネルギーの安定的かつ効率的な供給確保や、経済および産業の発展に資することを目的としています。2020年10月に政府が発表した「2050年カーボンニュートラル」宣言を受け、エネルギー・産業部門の構造転換や、大胆な投資によるイノベーションといった現行の取り組みを大幅に加速させるため、経済産業省によりNEDOに2兆円の基金が造成され、「グリーンイノベーション基金事業」として発足しました。

  • リリースの内容は発表日時点のものです。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。