東南アジアの発展を軸に、
グローバル市場への挑戦を
海外事業のあゆみ
日本道路グループは、1989年に、東南アジアを中心とした海外事業を展開するため、マレーシアとタイでそれぞれ現地法人を設立しました。以降、クアラルンプール国際空港やセパン・インターナショナル・サーキット、タイの自動車テストコースや高速道路建設などのインフラ整備に貢献するとともに、日系企業や現地企業からの受注も行い、また、日本道路の本社ではODA(政府開発援助)などの国際入札案件にも取り組んできました。
日本の外へ目を向ける

施工実績

※タイヤ騒音の国際基準
当工事は、タイの次世代自動車産業における研究開発の育成を担うため、2022年までに、東京ドームの約40倍という広大な計画用地に、国営自動車テストコースを建設するという大型プロジェクトで、タイ国の国家戦略である「Thailand4.0」の1つに当たります。タイ日本道路(株)は、このプロジェクトの第1期工事となるISO騒音測定試験路の建設工事を受注・施工しました。
当社として、海外事業で初めてICT(情報化)施工を導入しましたが、日本人・現地スタッフが一体となり、高精度なテストコースを完成させることができ、施主からも高い評価をいただきました。当プロジェクトは、今後、特殊路や高速周回路の建設が計画されており、引き続き積極的に取り組んでいきます。

建設当時より、軟弱地盤による沈下が問題となっていたクアラルンプール国際空港。その補修工事を日本道路マレーシア(株)が受注・施工しました。空港の24時間稼働や総選挙、断食期間などの制約がある中、綿密な工程管理、人員や材料・機械の確保など、関係者が一体となり施工。1カ月という短納期で無事完工し、高評価を得ました。

新設工事(1998年)全面改修工事(2016年)(マレーシア)