- 2010年入社
- 岡本 明子
- 大学で土木を専攻。環境分野なども幅広く学び、社会貢献につながる道路建設会社を志す。当時は女性志望者が少なく不安もあったが、採用担当者の親身な対応が心に響き入社を決意。
女性の技術職として、現場の「ものづくり」に挑んでいく
経歴や仕事内容について教えてください。
入社後は技術研究所での試験業務や高速道路での現場研修を経て、東京都内で電柱や電線を地中に埋設する電線共同溝工事に携わりました。その後、技術営業部でCADを使用した図面作成などを担当して経験を積みました。入社5年目からは本社の工事部にて、ICT技術を用いた情報化施工のデータ作成や現場での運用サポート業務に従事。2019年4月からの新東名高速道路の現場でもICT技術関連業務を行うほか、道路の厚さや埋蔵物の位置、深さなどの事前調査業務にも携わっています。
多才なキャリア形成に取り組まれているのですね。
土木は経験工学といわれていますので、技術職としてスキルアップするにはさまざまな経験を積むことが大切だと思います。あるとき、上司に「現場に携わっていたい」と話したら次年度に異動となり、現場をサポートする「工事部」の一員として全国各地を飛び回るようになりました。現場で働く数少ない女性社員として期待されていると感じますし、意欲があればいろいろなステージで能力を発揮できると思います。
現場で働く魅力は?
社員や協力会社の作業員の方たちと一丸となり、目的に向かってものづくりができるのが醍醐味です。施工を終えたときの達成感は何物にも代えられません。また、人との関わりも魅力です。作業員の方々から「いつも頑張っている姿を見ているよ」と言われたときは、チームの一員として認められていると実感でき、うれしかったです。安全管理が重要な土木の現場には厳しさもありますが、温かい方々に囲まれ刺激を受けています。
今後の目標を教えてください。
一つ一つの業務を丁寧にこなして実績を積み上げていきたいです。若手社員の指導にも力を入れ、自らの経験を伝えたいです。現場で働く女性のロールモデルになれればと思いますし、将来的には管理職も視野に入れて努力していきたいと思います。