
街の基盤をつくり、
人をつなぐ
- H.S.
- 2017年入社/
経済学部 経済学科
- 営業
- 中国支店 営業部
※ 所属はインタビュー時のものです
土木や社会インフラに興味を持った
きっかけは?
人と人を繋ぐ街づくりの基盤。暮らしを支える仕事がしたい
私がインフラ業界を志望したきっかけは、「生活に必要不可欠な仕事に携わりたい」という思いからです。父がバスの運転手、祖父も交通関連の仕事をしていた影響で、幼い頃から交通インフラが暮らしを支えていると実感していました。加えて、仕事は長く続けるもの。必ず需要があり、社会から求められ続ける仕事を選びたいと考えていました。 就職活動では、建設・土木業界に限らず、電気やガスなど、インフラ業界を幅広く見ていました。日本道路と出会ったのは、合同説明会。“道路ができるまでと、できた後”の具体的な事業内容を知り、道路事業の持つ持続的な可能性に大きな魅力を感じました。例えば、建物を建てる時には、まず道路の整備が必要になるように、道路は街づくりの基盤。人と人、地域と地域を繋ぐ重要な役割を担っています。特に日本道路は、生活に密着した一般道路から高速道路まで幅広く手がける会社です。街づくりに包括的に貢献できる点に惹かれました。

入社の決め手と入社後のイメージは?
選考でも印象的だった社員の人柄。
人を大切にする社風に魅せられて
説明会や選考を通して、社員の方々の人柄が印象深かったです。こちらが質問をすると、一方的な説明ではなく、私の考えや意見を聞きながら丁寧に答えてくれました。また、若手社員の方々が生き生きと働いている様子や、上司と部下の距離が近く、相談しやすい雰囲気があることにも魅力を感じました。高い技術力を持つ会社でありながら、人を大切にする風土があることが、最終的な入社の決め手です。
入社前は“高速道路工事を行う大企業”というイメージから、少し堅苦しい印象を持っていました。実際に入社してみると、そのイメージは良い意味で覆されました。社内の雰囲気は和やかで、困ったときは先輩方が親身になってサポートしてくれます。また、これは入社前からですが、仕事の幅広さにも驚きました。一般道路や高速道路だけでなく、学校や商業施設、競技場など、街のあらゆる場所で当社の技術が活きていたんです。お客様や地域と対話を重ねながら、つくり上げた施設も多くありました。人を大切にする社風は、社内だけでなく、お客様との関係づくりにも活きていると実感しています。

仕事で大変だったことは?
事務から営業への転身。自分がお客様と会社をつなぐ存在に
入社当初は、事務職として働いていました。3年目、支店長が私の適性から営業職を提案してくださり、異動が決まりました。経済学部出身だったので、舗装工事という専門性の高い分野での営業は大きなチャレンジで、不安もありました。ただ、私はコミュニケーションを大事にする社風に惹かれて入社を決めたので、「今度は、自分がお客様と会社をつなぐんだ」とわくわくする思いも抱いていました。
とは言え…予想は的中。異動直後は、知識不足から苦労の連続でした。お客様との打ち合わせで「できます!」と安易に返答してしまい、後で工期や予算が合わないことが判明するなど、さまざまな失敗も経験しました。特に悔しかったのが、舗装工事の専門知識がないまま営業を始めたため、お客様のご要望に対して具体的な提案ができなかったことです。そんな時、上司から「営業マンは、自分の力だけですべてをやろうとしてはいけない」というアドバイスをいただきました。工事の細かな施工方法や工期設定など、迷った時は必ず工事担当者に相談し、チームで最適な提案を考えていく。アドバイスを実践することで、少しずつ自信を持って営業活動ができるようになりました。今では「自分一人の力には限界がある」ということを学び、チームで補い合いながら仕事を進めています。

日本道路で働くやりがいや魅力は?
期待を超えて広がる信頼。
街の未来をつくる
営業の仕事で最も嬉しいのは、同じお客様から繰り返し発注をいただいた時です。取引金額の大きさも大事ですが、それ以上に「前回の対応と仕上がりが良かったから、また日本道路さんにお願いしたい」とお客様の期待に応えて喜んでいただけることが、何よりの励みになっています。特に、最初は小規模な補修工事からスタートして、お客様との信頼関係を築き、より大きな案件をお任せいただけるようになった時は大きなやりがいを感じます。
他の職種と違って、同時に多くのお客様と関われるのも、この仕事の魅力です。現在は建設会社や製造業のお客様とのお取引が中心で、1日に3件ほどのお客様を訪問しています。工場の外構工事から競技場のグラウンド、そして高速道路まで、私たちの仕事は街のあらゆる場所で活かされています。さまざまな業種のお客様と関わり、その課題解決に貢献できることで、自社の技術が世の中の至るところで活きていることを実感できるのです。

印象深かった仕事と、
それを未来につないでいくための
目標を教えてください
過去最高案件数を達成した信頼と技術。
次は学校グラウンドの人工芝工事に挑戦

ある自動車部品メーカー様との取引が特に印象に残っています。前回の取引からしばらく発注が途絶えていましたが、再び連絡を取ってみました。最初は一本の電話から始まり、「一度お話しさせていただけませんか」と粘り強く働きかけを続けた結果、面談の機会をいただくことができました。打ち合わせを重ねる中でお客様の現状を理解して、潜在的な課題が見えてきました。従来の工法では、雨天時の工事中止や工期の遅れが度々発生し、工場の操業に支障をきたすことがあったのです。そこで私たちが提案したのが、使用済みペットボトルを再利用し、環境にも配慮した特殊工法「スーパーPETアスコン」です。初期費用は従来工法より高いですが、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられる点も、具体的なデータを示しながら説明しました。
この提案は、早い段階から営業所のメンバーと連携して取り組みました。連携によって、工事の具体的な施工方法や工程についても詳しく説明でき、お客様からの評価につながりました。最初は本社工場の一部エリアからのスタートでしたが、施工後の仕上がりと対応に満足していただき、「他のエリアもお願いしたい」「他の工場でも日本道路さんに任せたい」とのお言葉もいただき、わずか1年足らずで過去最高となる案件数まで広がっていきました。一度途切れていた関係から、新たな信頼関係を築き上げられたことは、営業として大きな自信となっています。
今後特に力を入れたいのが、学校グラウンドの人工芝工事です。例えば、現在担当する広島エリアでは学校関連の需要が高く、グラウンド全面の人工芝化など大規模な案件も少なくありません。このような大型案件は、当社の技術力を存分に発揮できる機会だと考えています。小規模な補修工事から確実に実績を積み、信頼関係を築いていくことを心がけながら、将来的には人工芝のグラウンド工事で大型案件を受注することを目指していきたいです。

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8:00 出社
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8:00-8:30 メールや新聞をチェック
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8:30-8:45 朝礼
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8:45-10:00 資料準備お客様との打合せの資料を準備
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10:00-16:00 お客様訪問案件ごとの打ち合わせ、現場確認など (基本的に1日3件程度)
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16:00-17:30 事務作業メールの返信、見積書作成、報告書作成などを行い、終業

