人事部長メッセージ MESSAGE

「人を大切にする」
変わらない約束
日本道路の揺るがない価値観、それは「人を大切にする」こと。
この想いは創業以来、経営陣から現場の社員まで、しっかりと受け継がれています。これから事業はさらに広がっていきますが、どんな時も変わらない根幹になる価値観です。
私たち日本道路は、国道や高速道路の整備を通じて、日本の発展とともに歩んできました。インフラの新設や改修はもちろん、頻発する自然災害への対応や環境への配慮など、社会から期待される役割がますます広がっています。だからこそ私たちは、確かな技術と人財を育てながら、社会に貢献し続けます。一人ひとりが考え抜いて最善を追求すること。これこそが、「人を大切にする」という私たちの想いなのです。
この価値観は、職場環境にも表れています。世代や役職に関係なく、活発なコミュニケーションが日常的に行われています。この風通しの良さが、フラットで温かな社風につながっているのです。若手社員に早くから重要な仕事を任せられるのも、お互いを信頼し合える関係があるからこそです。この「働きやすさ」は、上司や部署が変わっても変わることはありません。制度や仕組みはもちろん、それ以上に大切にしている私たちの文化なのです。

“真摯な対話”ができる仲間と、
未来をつくりたい
私たちの仕事は、インフラという形で、人々の暮らしを支えること。その大切な仕事を一緒に担う仲間には、相手の想いに真摯に耳を傾け、誠実に対話を重ねる姿勢を持っていてほしいと考えています。
現場では、施工管理者、舗装工事担当者、測量技術者など、さまざまな仲間との協働が欠かせません。時には、文化の異なる外国人作業員と一緒に工程管理や安全確保に取り組むこともあります。だからこそ、相手の話をよく聞き、自分の考えを的確に伝える力が重要なのです。また、工事現場周辺にお住まいの方々の声に耳を傾け、工事計画に反映させることも大切な仕事です。「聞く力」と「伝える力」。この2つがプロジェクトの成功を支えているのです。
また、たくさんのことに関心を持てる方は、きっと着実に成長できると思います。道路工事は天候に大きく左右される仕事。自分の担当する範囲だけでなく、幅広い視野で状況を判断し、先を読む力が必要です。例えば、天候を考慮して資材の発注量を調整したり、近くで行われている他の工事の進み具合を確認して工程を組み直したりするなど、常に先を読んで、柔軟に対応することが求められます。
近年は、技術の進化とともに、求める人財も多様になってきました。何でも対応できる「オールラウンダー型」に加えて、ICT技術や環境技術など、特定の分野に強い専門性を持った人財も活躍しています。様々な得意分野を持つメンバーが協力することで、より質の高い仕事が実現できるようになりました。
プロの技が育つ、成長の舞台
2024年4月、私たちは「土浦テクノBASE」を開設しました。ここは、技術と人財を育む新しい研修拠点です。一人ひとりの適性を見極めながら成長の道筋を描き、次世代の技術者を育てていく場所です。
約半年間に及ぶ新入社員研修は、3つの重要な役割を担っています。
1つ目は「一人ひとりに合ったキャリアデザイン」。例えば、工事職として入社しても、研修を通じて研究開発により強い適性が見つかった場合は、本人の希望を聞いて技術研究職への道も検討します。それぞれの可能性を最大限に活かせる場所を、一緒に見つけていきます。
2つ目は、「同期の仲間との強い絆づくり」。
研修施設には宿舎を併設しており、共同生活を通じて同期の仲間との深い信頼関係を築いていきます。研修担当チームも常駐していて、きめ細かなサポートを提供。この時期に育まれる同期との絆は、将来の仕事でも大きな力となります。
3つ目は、「世代を超えた技術の伝承」です。
ベテラン社員から直接指導を受け、長年培ってきた技術やノウハウを学びます。基礎知識はもちろん、現場で本当に役立つ実践的な技術を身につけていきます。
2年目以降も定期的に集まる機会があり、同期同士で活躍を共有し、刺激し合える場となっています。成長のスピードは人それぞれですが、経験を共有することで、チーム全体の成長につながっています。一人ひとりの可能性を信じ、成長のための投資は惜しみません。それが、会社の持続的な成長への確かな道だと信じているからです。

インフラ整備は、
社会貢献そのもの
私たちの仕事は、人々の暮らしを支え、地域の可能性を広げていくこと。
道路をつくることは、単なる移動手段をつくることではありません。物流を安定させ、教育機会を広げ、地域の発展を支える。災害時には命をつなぎ、復興を支える。そんな社会貢献に直結する仕事だからこそ、大きなやりがいを感じられるのです。
私たちはこれまで、いくつものビッグプロジェクトに携わってきました。高速道路の新設工事や空港の滑走路工事など、普段何気なく使っている場所でも、自分たちがつくり上げたものの場合は格別です。地域の方々からの感謝の声や、たくさんの利用者の様子は、私たちの大きなやりがいとなります。
また、インフラの新設だけでなく、改修工事も私たちの重要な仕事です。特に災害復興支援は、人々の生活を取り戻すための大切な使命。2000年以降だけでも、東日本大震災、熊本地震、大阪北部地震、能登半島地震など、多くの災害が発生しました。最近入社した若手社員の中には「小学生の時に被災して、復興に貢献したかった」という想いを持つ人もいます。実際に能登半島地震の復興支援現場で、その想いを行動に移している姿を見ると、とても頼もしく感じます。
磨き上げた技術で、新領域に挑む
私たちは、これまで、今、そしてこれからも、技術を磨き続け、新しい活動領域に挑戦していきます。具体的には、特殊工事、環境に配慮した技術開発、活動地域の拡大などが挙げられます。
特殊工事の代表例は、自動車メーカーのテストコース建設です。
一般の道路とは違い、あえて凹凸のある路面を精密に設計・施工するなど、高度な専門性が必要な分野です。長年培ってきた私たちの技術の集大成といえます。
環境への取り組みも、私たちの重要な使命です。
古い道路の舗装材料は99%以上リサイクルされています。さまざまな業界の中でも最高水準。「既存の舗装を剥がして再生し、新しい道路として生まれ変わらせる」この技術で、循環型社会の実現に貢献しています。
そして私たちの活動は、日本国内だけにとどまりません。40年以上にわたり、アフリカや東南アジアのインフラ整備を支援し、各国の経済発展に貢献してきました。日本で培った技術を活かし、世界規模での社会貢献を目指しています。

これから
社会人となる方々へ
時代とともに変わることもあります。建設現場はICT技術が進展し、従来は10人以上必要だった作業が2人程度で可能になるなど、現場は大きく進化しています。その結果、生産性が向上し、休暇も取りやすくなるなど、働き方も着実に改善しています。
これからも技術革新や新しい発想で、私たちの仕事の可能性は広がっていきます。私たちと皆さんの力を合わせて、未来のインフラを一緒につくっていきましょう。
