2019年度入社式社長挨拶

入社式の様子

 

「150年・200年と継続する企業に」

おはようございます。社長の久松です。皆さん、入社おめでとうございます。本日、46名の皆さんが、晴れて当社の一員となりました。また、今日は、5月からの新しい元号が発表される日でありまして、皆さんは、新元号の「元年入社」ということになります。新しい時代にふさわしい、新たな仲間の誕生であります。日本道路グループを代表して、心から歓迎します。

まず最初に、皆さんには、当社グループ職員の精神的な拠り所である「社是」について説明します。「創意研鑽・協調親和・信用高揚」という三つの言葉ですが、内容を見ると六つの熟語が組み合わさったものです。わかりやすく言うと、

① 創意とは、「従前にとらわれない新しい思いつき」
② 研鑽とは、「勉強すること」
③ 協調とは、「協力しあうこと」
④ 親和とは、「仲良くなること」
⑤ 信用とは、「信頼されること」
⑥ 高揚とは、「精神や気分を高めること」

それぞれが重要なキーワードでありまして、常に念頭に置き、様々な場面で、これらの意味をかみしめてほしいと思います。

次に、当社を取り巻く環境をお話いたします。
現在、建設業界は、来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けたインフラ整備が佳境を迎えており、また、災害対策や中核都市の再開発事業も含め、多忙な状況が続いており、我々の果たす役割は、ますます、その重要性を増しています。

建設業界は、かつて3K(キツイ・汚い・危険)と呼ばれていました。しかし、現在は、「働き方改革」を推進する、業界をあげた取り組みが始まっています。当社においても、休日の取得・長時間労働の削減など、具体的な目標を掲げ、人生を豊かにさせるよう、ワークライフバランスの実現に向けた、施策を展開しています。また、労働環境・職場環境を改善し、やりがいと達成感を感じられる職場づくりを目指しており、今後は、マイナスイメージはなくなると考えています。
皆さんは、会社の大きな財産です。今後、皆さんには、研修や仕事を通じて、様々な事を学んでもらいます。ぜひ前向きに取り組んでください。わが社の企業文化に慣れ親しみ、そして、一日も早く溶け込んで、貴重な戦力に成長することを、大いに期待しています。

さて、当社は、今年創業90年を迎えました。
そして、10年後の2029年には100周年を迎えます。これまで多くの先輩たちが積み重ねてきた、歴史と伝統を受け継ぎ、信用力・技術力といった当社の強みであるDNAを、皆さんの世代から、またその次の世代へと確実に伝承させ、150年・200年と継続する企業にしていきましょう。

ここで、少し厳しい話をします。
当社は2016年以降、独占禁止法違反により、二度、国土交通省から営業停止処分を受けました。また、その後、道路舗装に使用するアスファルト合材の価格を引き上げるカルテルの件でも、社名が報道され、皆さんやご家族の中には、ご心配されている方もいらっしゃるかもしれません。でも、安心してください。当社は、現在、「コンプライアンス」を経営の根幹に据え、徹底的に強化し、新しい社風に生まれ変わっています。今後、二度とこのようなことが起きないよう、社長の私自らが先頭に立って全力で取り組んでいます。皆さんもしっかりと受け止めてください。
さて、今申し上げた「コンプライアンス」に関連して、皆さんにも、ぜひ注意してほしいことがあります。皆さんは、今日から当社の社員です。社会人として、何よりも、日本道路グループの一員として、責任のある行動をとってください。当社は、ご存知のとおり東証一部上場の企業です。2,000人の社員のうち、たった一人でもルール違反をしてしまうと、会社の信用を傷つけるだけでなく、会社の存続が危ぶまれることにもなりかねない、ということを日頃から、十分意識して行動してください。

さて、私は、二年前の社長就任以来、一貫してあるメッセージを発信してきました。今日は、皆さんにもお伝えします。それは、「現状維持は最大のリスクである」というメッセージです。つまり、現状維持というのは、何もしないということに陥りやすく、知らないうちに衰退してしまいます。常に高い目標を掲げ、達成すべき方策を考え、現状に逃げることなく、努力することが大切だということを、ぜひ忘れないでほしいと思います。

結びになりますが、皆さんは、今後、いろいろな職種に分かれ、それぞれの職場で、先輩の指導のもと仕事に従事するわけですが、自己研鑽に励み、多くの経験を積むことで、ぜひその道のスペシャリストを目指してください。時には、困難や逆風に見舞われることもあろうかと思います。でも、決して逃げずに、前向きに積極的に立ち向かい、どんな壁でも乗り越えてほしいと思います。
これから、皆さんが成長する姿を、楽しみに見守っていきたいと思います。大いに期待しています。

以上、皆さんの活躍を祈念し、また前途を祝して、歓迎の挨拶といたします。

関連新聞記事:建設産業界トップ入社式訓示・日本道路社長久松博三「現状維持はリスク」
関連新聞記事:19年度入社式企業トップ訓示・日本道路久松博三社長
関連新聞記事:新入社員に贈るトップのメッセージ・日本道路久松博三社長「困難から逃げずに」

ページトップボタン