タイ王国の国家的データ活用プロジェクトで 3次元データを活用したICT施工のデモンストレーションに技術支援

日本道路株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石井 敏行)は、西尾レントオール株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西尾公志)と株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)とが共同でタイ王国の電子測点の有効活用支援を目的とした、TIGORS projectに係る建設分野のパイロット事業に対して、子会社であるタイ日本道路株式会社を通じて技術支援を行い、このたび、事業の一環としてi-constructionによる現場見学会が、タイ日本道路が建設中のATTRIC(自動車タイヤ試験研究イノベーションセンター・タイ王国チャチェンサオ県内)認証試験場にて行われました。

■TIGORS projectとは
タイ王国は、複数の政府機関によって設置された電子基準点*1を統合し、国家データセンター「NCDC」を設立しました。そして、2022年3月に民間企業を含むユーザーに対してRTK*2補正データを含む高精度測位データの提供を開始しました。
日本政府は、JICA(独立行政法人国際協力機構)の技術協力プロジェクト「タイ国電子基準点に係る国家データセンター能力強化及び利活用促進プロジェクト(通称「TIGORS Project」)」を通じてNCDCからの安定的な高精度測位データの配信と利活用促進を支援しています。タイ全土で高精度測位データの利用が進むことにより、新しいビジネスやイノベーションの創出が期待できます。

[*1]電子基準点(CORS)・・・GNSSからの位置情報に関する電波を連続的に受信する基準点のこと。電子基準点網が統合的に管理・運用され、データセンターにおいて電子基準点網からの正確な位置情報や補正情報が適切に解析・配信されることにより、地球上の位置や標高等を正確に測定すること(高精度測位)が可能となります。

[*2]RTK…“Real Time Kinematic”の略。地上に設置している「基準局」から配信している位置情報データを活用し、高い精度の測位を実現する技術です。


■ICT施工デモンストレーション現場見学会
ICT施工デモンストレーション現場見学会は2022年6月22日に行われ、3次元データを活用した、3D マシンコントロールによるモーターグレーダーの自動ブレード制御の路盤工デモンストレーションや、技術の展示を行いました。当日は生憎雨が途中から降る中、日本大使館、JICAをはじめとする日本側関係者をはじめ、タイ側からも政府関係者、国立大学、民間企業などから参加いただき、総勢90余名の盛大なものとなりました。
 日本道路は、これまでに培ってきたi-constructionの技術を積極的に海外にも展開し、進出国におけるインフラ整備の発展に資するよう事業活動を行っていきます。

  • リリースの内容は発表日時点のものです。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。