「2021年度入社式社長挨拶」を掲載しました

おはようございます。社長の久松です。
皆さん、入社おめでとうございます。
本日、76名の皆さんが、晴れて当社の一員となりました。

コロナ対策の一環で、残念ながら本社と各所属に分かれての入社式となりましたが、こうして当社の将来を担う新たな仲間を迎えることができ、大変嬉しく思っています。
まずは皆さんに、当社グループ職員の精神的な拠り所である「社是」について説明します。「創意研鑽・協調親和・信用高揚」という三つの言葉で構成されています。内容を見ると六つの熟語が組み合わさったものです。わかりやすく言うと、

  • 創意とは、「従前にとらわれない新しい思いつき」
  • 研鑽とは、「勉強すること」
  • 協調とは、「協力しあうこと」
  • 親和とは、「仲良くなること」
  • 信用とは、「信頼されること」
  • 高揚とは、「精神や気分を高めること」

以上それぞれが重要なキーワードとなっています。これから皆さんは、様々な場面で、これらの意味を常に心にとめて行動してほしいと思います。

さて、皆さんはこの一年余り、学校や家庭において、緊急事態宣言や自粛要請の中、これまでのあたりまえの日常が一変し、色々な苦労をされたことと思います。

当社においては、これまで様々なコロナ対策を実施してきました。全員が前向きに努力し、新しい合理的な発想も生まれました。
また、現場の第一線においては、多くの社員の頑張りで、コロナの影響は殆どなく、逆に現在は、各地で大型の工事をたくさん抱えており、大変忙しい状況が続いています。
また、今後も災害対策事業や高速道路のメンテナンス工事など、当社が社会に貢献すべき仕事が数多くあり、皆さんの一日も早い成長と活躍を心待ちにしています。

建設業界は、かつて3K(キツイ・汚い・危険)と呼ばれたこともありました。しかし、現在当社においては、「働き方改革」を強力に推進しており、年休の取得・長時間労働の削減など、具体的な数値目標を掲げ、ワークライフバランスの充実に向けた施策を展開しています。
これから皆さんにもお配りするモバイルパソコンやiPhoneを駆使した業務の効率化をはじめ、快適な労働環境・職場環境を目指した取り組みを、今後も着実に実践することで、新たな3K(給与・休暇・希望)が実感できる会社になっていくと考えています。

さて、当社は、2029年に創立100年を迎えます。多くの先輩たちが築いてきた、歴史や伝統をしっかりと受け継ぎ、信用・技術力といった当社のDNAを、進化させながら次世代に伝承させなければなりません。
8年後の皆さんには、若手のリーダーとして組織を牽引する存在になっていてほしいと願っています。
そのためにも、研修や仕事を通じて、社会で生きていくための力、すなわち「人間力」を高めるポイントを三つお伝えします。

まず一つ目は、プロとしての仕事を常に心がけることです。
たとえ単純な雑用であっても、指示した上司が喜ぶような、ひと工夫を加えることを心がけてください。そのためには、相手の立場や状況を理解する必要があります。そこまで意識できれば、「プロの仕事」と言えます。上司が満足すれば、また別の仕事を依頼されます。そうやって仕事の幅を広げていくことで信頼や自信につながっていきます。

二つ目は、コミュニケーション能力を磨くことです。
自分一人で完結する仕事はありません。上司・同僚・得意先・協力会社など常に誰かと関わりながら仕事を進めることになります。相手の話をよく聞き、意図や要望を把握すること、また、自分の意思を正確に相手に伝えること、これにより円滑に仕事を進めることができます。ここでも、相手の立場や考え方を理解することが大切です。さらにそのレベルを上げることで、人種・性別・国籍・障がいの有無など 多様な人材との意思疎通も可能になります。

三つ目は、前向きな考えをもつことです。
「私にはできない」というマイナス思考では、直面する課題を解決できません。「何としてもやり遂げる」「そのためにはどうすればよいのか」という前向きな発想があれば、困難にも立ち向かえ、たとえ、思わしくない結果になったとしても、必ず次の成功につながっていきます。ぜひ心がけてください。皆さんが貴重な戦力に成長することを、心より期待しています。

次に、当社グループが、経営の根幹に据え、全力で取り組んでいるのが、「コンプライアンスの徹底」です。今後、様々な場面で耳にすることになります。
「コンプライアンス」に関して、皆さんに、ぜひ胸に刻んでほしいことがあります。皆さんは、今日から当社の社員です。社会人として、何よりも、日本道路グループの一員として、今まで以上に責任のある行動をとってください。

当社は、東証一部上場の企業です。たった一人のルール違反が、会社の信用を傷つけるだけでなく、事業の存続の危機を招きかねない、ということを日頃から十分自覚して行動してください。

さて、私は、これまで一貫してあるメッセージを発信してきました。それは、「現状維持は最大のリスクである」ということです。つまり、現状維持というのは、何もしないということに陥りやすく、気づいた時には衰退していた、ということになりかねません。そのためには、常に高い目標を掲げ、達成すべき方策を考え、現状から逃げることなく、努力することが大切だということを、ぜひ忘れないでください。

結びになりますが、皆さんは、今後、それぞれの職場で、先輩の指導のもと仕事に従事するわけですが、自己研鑽に励み、自己管理を徹底しながら、ぜひ多くの経験を積んでください。時には、困難や逆風に見舞われることもあろうかと思います。しかし、決して逃げずに、積極的に前向きに立ち向かい、どんな壁も乗り越えてほしいと思います。
これから、皆さんが成長していく姿を、しっかり見届けてゆきます。大いに期待しています。

以上、皆さんの今後の活躍を祈念し、歓迎の挨拶といたします。