2018/09/21 大田区立出雲中学校の職場体験学習を受け入れました

日本道路グループは、CSR活動の一環として9月19日から21日の3日間、東京都大田区立出雲中学校の職場体験学習に協力いたしました。同中学校からの職場体験学習の依頼は2013年から6年連続となります。大田区多摩川の日本道路㈱技術研究所、㈱レインボー・コンサルタント、環境緑化㈱の3社合同で実施し、第2学年の男子生徒3名女子生徒3名が来訪しました。

はじめに

大田区立出雲中学校では、働く体験を通して働く意義を学ぶこと、職場の方々との関わりを通して社会人としての基本的なマナーを身につけること、自己の進路に対する関心を高め将来の見通しに立って進路選択できる力を身につけることなどを目的として、職場体験学習を行っています。
今回は、当社技術研究所の研究開発業務、㈱レインボー・コンサルタントの各種現場試験、環境緑化㈱の大田区立公園の維持管理現場作業、など3社の特徴ある業務を体験していただきました。

1日目・技術研究所

生徒さんに当社社員と同じ作業服に着替えてもらった後、まず初日の講義の司会を務める常松副主任研究員が、「皆さんに今私達がやっている作業の一部を体験していただき、将来に生かしてほしいと思います」と挨拶をしました。その後中原技術研究所長が、「出雲中学校からは毎年参加してもらっています。去年は、過去にお兄さんが当社で体験したことを聞いたその妹さんが参加してくれました。今日から3社の仕事について説明していきますので、皆さんの将来の仕事の選択の時に少しでも役に立てれば良いと思います。今日ここで学んだことを学校に帰ってから、お友達、先生、ご家族に是非紹介してください」と挨拶をしました。
会社概要、道路舗装についての講義を行った後、実験室に移動しました。
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■アスファルト混合物供試体の作製
アスファルト混合物の供試体(実験のための道路サンプル)の作製を行いました。指導を受けながら、材料の配合、加熱混合を一人ひとり行いました。材料を満遍なく加熱するために、アスファルトと骨材(砕石・砂・石粉を主とした道路の材料)を絶えずかき混ぜる必要がありますが、材料の重みで少し大変だったようです。
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■様々な実験施設の見学体験
当研究所では、北海道のような寒冷地で事故を防ぐための舗装や、高速道路等でスリップ事故を防いだり、騒音軽減のための舗装、大型トラックやバスが長時間停まる場所でも車両の重みに耐えるための舗装など、様々な過酷な状況下でも耐えられる、安心安全快適な道路をつくるための研究開発をしています。 
これらに関わる実験施設を見学、体験してもらいました。

・三連式ホイールトラッキング試験機・・・わだち掘れのできにくさを調べる機械装置です。
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・低温室・・・寒冷地と同じ状況下で実験を行うための部屋です。
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・マーシャル安定度試験・・・アスファルト混合物の最適なアスファルト量を調べるための試験です。
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・排水性舗装と保水ブロックを体験・・・
雨の日でも路面に水たまりができない「排水性舗装」の供試体と、一般的な舗装の供試体の両方に水をかけ、違いを確認してもらいました。また、夏の暑い日に舗装の温度を下げることができる特殊な保水ブロックに水をかけ、ブロックに水を溜め込める状態を確認してもらいました。
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■初日終了
 集合写真を撮って一日を締めくくりしました。
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2日目・㈱レインボー・コンサルタント

㈱レインボー・コンサルタント長谷川部長より「世の中には様々な仕事がありますが、道路に関しても、舗装工事をする会社や、できあがった舗装を調査したりする会社など、いろいろあります。普段何気なくみている舗装について、実際の仕事を体験してもらい、職業に対する見方が広がることを望んでいます。またケガの無いように十分注意し体験学習を有意義なものにしていってください」という挨拶がありました。それを受けて、生徒さんたちからは「普段見る事ができない仕事を体験できるので、とても楽しみにしています。」などという声が上がっていました。

■現場で行う試験を体験
午前中は長谷川部長より、会社概要と道路舗装コンサルタントの仕事についての説明を行い、実際に舗装の手順や性能、評価方法などを学んでもらいました。また様々な舗装のサンプルを見てもらい、それらの舗装の性能についても紹介しました。その中の一つとして、遮熱性舗装については照射試験を行い、実際に路面温度を低減させる性能を測定し、その効果を体験してもらいました。
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午後からは、舗装に必要な性能の一つである、すべり抵抗の試験(BPN試験= British Pundulum Number)を行いました。当初、「道路のすべりやすさなどを意識したことがない」と話していた生徒さんたちでしたが、実際に測定機器の設置方法から自分たちで考え、アスファルト舗装、コンクリート舗装、屋内通路、タイル路面の各所で実験を行い、それぞれの舗装のすべり抵抗の数値を比較しました。
機器の設置方法から、数値の読み取り、平均数値の出し方など、一連の流れのすべてを自分たちで考えながら実行することで、全員から「試験を一からやり通すのは難しかった」「このような仕事に興味があり楽しく過ごせました」という感想が聞かれました。
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3日目・環境緑化㈱

3日目は午前中にパソコンを使って各自で作業日報の雛形を作成し、午後から羽田方面の公園へ行き維持作業を体験してもらう予定でした。しかし、あいにく朝から雨模様で屋外に出ることができなかったので、午前、午後ともパソコンを使った資料の作成となりました。
冒頭、生井係長による環境緑化の仕事の概要説明の後、生徒さんには一人ひとりに割り当てられたパソコンでエクセルを使って作業日報を作成してもらいました。生徒さんたちはエクセルを使うのが初めてなので、表の作り方や罫線の引き方などについても質問をしながら熱心に取り組んでいました。
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本来ならば、実際の公園で遊具の点検やさまざまな維持作業を体験してもらい、その状況を写真に撮って、日報に取り込んでいく予定でしたが、外に出られないため室内で写真を撮影しました。
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写真を取り込んで印刷して、作業日報が完了しました。
昼食を挟んで午後も引き続き、エクセルを使って見積書の作成を体験しました。午前中に教わった表の作り方を思い出しながら、再び表を作っていきます。生徒さんたちは一度体験しているので飲み込みが早く、今回はとてもスムーズに表を作ることができました。
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品名や数量、単価を入力して、今度は計算式を入れて金額の自動計算方法を教わり、一瞬にして総合計が表示されると、みな驚いていました。
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単価を調整して、金額をキリのよい数字にあわせるなど、互いに合計金額を見せ合い、楽しみながらエクセルの使い方を学びました。
一日担当した生井係長より「今日はあいにくの雨で、予定していた公園での作業ができず残念でしたが、パソコンを使った報告書や見積書の作り方は、皆さんが大人になって仕事をするときにきっと役に立つと思います。職場体験での経験したことを思い出していただけると幸いです」と話をして体験学習を締めくくりました。

今後も当社では積極的にこのような次世代育成の活動に取り組み、道路建設業への理解・関心を深めていただけるよう取り組んでいきます。

関連新聞記事:日本道路グループ・中学生の職場体験、実験施設など見学(2018.10.04)
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