2017/09/22 大田区立出雲中学校の職場体験学習を受け入れました

日本道路グループは、CSR経営の一環として9月20日から22日の3日間、東京都大田区の大田区立出雲中学校の職場体験学習に協力いたしました。同中学校からの職場体験学習の依頼は2013年から5年連続となります。大田区多摩川の日本道路㈱技術研究所、環境緑化㈱、㈱レインボー・コンサルタントの3社合同で実施し、第2学年女子生徒3名が来訪しました。

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はじめに

大田区立出雲中学校では、働く体験を通して働く意義を学ぶこと、職場の方々との関わりを通して社会人としての基本的なマナーを身につけること、自己の進路に対する関心を高め将来の見通しに立って進路選択できる力を身につけることなどを目的として、職場体験学習を行っています。当社での職場体験学習も5年目となり、第1回目に当社の職場体験に参加された生徒さんの妹さんが、今回参加されるという弊社にとって大変喜ばしいことも起こりました。
 今回は、環境緑化㈱の大田区立公園の維持管理現場作業、㈱レインボー・コンサルタントの各種現場試験、日本道路㈱技術研究所の研究開発業務など、3社の特徴ある業務を経験していただきました。

初日・㈱レインボー・コンサルタント

冒頭、㈱レインボー・コンサルタント森清広社長より「リラックスしながら、積極的に質問をしてください。あまり外から見てもわからない会社だと思うので、ぜひ仕事をすることで楽しんで、また有意義なものにしていってください」という挨拶がありました。それを受けて、生徒たちからは「一見工事している様子しか見られないけれども、親からは日本道路って何やっているかわかりづらいし、面白そうじゃない?と言われて、興味を持って参加しました」などという声が上がっていました。
午前中は宍戸和也課長より、会社概要と道路舗装コンサルタントの仕事についての説明を受け、実際にアスファルトフィニッシャーの模型を使用しながら、舗装の手順なども学習しました。また、アスファルト針入度試験で使用する円筒供試体も実際に見て、舗装がどのような層に分かれているのか、それぞれの素材の違いを見ました。

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午後からは、すべり抵抗試験(BPN試験= British Pundulum Number)を行いました。当初、「道路のすべりやすさなどを意識したことがない」と言っていた生徒たちでしたが、実際に測定機器の設置方法から自分たちで考え、アスファルト舗装、カラー舗装、コンクリート舗装、屋内通路タイル路面の各所で実験を行い、それぞれの舗装のすべり抵抗の数値を比較しました。
150万円の機器の設置方法から、数値の読み取り、平均数値の出し方など、一連の流れのすべてを自分たちで考えながら実行することで、全員から「試験を一からやり通すのは難しかった」という感想が聞かれました。

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2日目・環境緑化㈱

冒頭、同校OBの沖山大輔社員より「自分たちのころはこのような学習はなかったので、貴重な体験となると思うので、頑張っていってください」と挨拶がありました。
環境緑化の会社概要説明の後、午後から体験をする公園維持作業のための日報をパソコンで作成しました。エクセルを扱うのは初めての生徒もいて、表の作り方や罫線などについても質問をしながら取り組んでいました。また、過去の日報を参考にし、午後からの作業のイメージをも膨らませていました。

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午後は、現在大田区から受注している「大田区公園維持作業委託」に基づき、管理業務31か所のうちの1つ「南前堀緑地」において、複合遊具、ブランコ、時計や園内看板の点検を行ってもらいました。実際に遊具を使う子どもが危なくないかという目線、あるいは公園を利用される、また通りかかる人々に間違った情報、不快な思いをさせないかという目線で点検を行いました。
自転車置き場には放置されたものも多く、規制シールを貼り付け、利用者に警告を与えることを実際に体験してみたり、時計は表裏両面で時間がずれていないか、また見やすくガラス面は磨かれているかなどまでチェックしたりと、限られた時間の中で数多くの点検箇所を確認しました。

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帰社後、撮ってきた写真の掲載とコメントをつけることで作業日報を完成させました。
最後に、一日担当した生井智行社員より「今日は暑い中、外の作業もお疲れ様でした。私たちはこんな作業をしている会社ですが、今後も近所の大田区の公園をぜひ気にかけてみてください」との言葉を受け、生徒たちからは元気よく「はい!」と返事をもらいました。

3日目・日本道路㈱技術研究所

◆様々な舗装に関わる試験
冒頭、中原大磯所長より「3日目になりますが、今日は舗装でも色々なものがあるということを学んで、帰ったらお父さん、お母さん、はたまたお兄さんにも復習だよと話せるようにしていってください」という挨拶がありました。

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午前中は日本道路の会社概要の説明、舗装についての講義を行い、その後技術研究所内の施設で様々な実験を見てもらいました。排水性舗装の効果を体験できる模型(排水性舗装比較装置)を見て、2種類の舗装で水のたまり方、跳ね方が大きく違うことを確認したり、また学校で利用する顕微鏡よりも高性能な、価格にして600万円もするマイクロスコープを使い、小さな石の粒などの凹凸などを立体的に見ました。さらに、実際に自動車メーカーのテストコースに舗装をする合材の供試体を試験作成している様子も観察し、通常見られないような研究を間近で体験をしました。

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また池田茜社員より、「実際に興味を持って参加してくれた女子生徒の皆さんにどんな仕事しているのか、あるいは女性として舗装業界で働きたいと思った理由」などに関してのお話しがありました。実体験に基づく話で、生徒の皆さんも興味を持って聞いていました。このような対話を通して女性活躍の裾野を広めていくことにより、道建協「なでしこエンジニア」の活動に当社は今後も協力していきたいと考えています。

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◆アスファルト合材供試体の作成
午後には、アスファルト合材の供試体を実際に作成しました。まず社員が手本を見せ、指導を受けながら、実際に材料を配合し、加熱混合するといった手順で、一人ひとり行いました。材料を満遍なく加熱するために、アスファルトと石材をかき混ぜる必要がありますが、材料一つひとつに重量があるので、多くをすくうことが難しく、混ぜ合わせるのは一苦労といった様子も見受けられました。

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おわりに

最後に、技術研究所遠藤桂副部長が「初めての経験が多く、疲れたと思います。まずは今日帰ってゆっくり休んでください。将来みなさんが社会に出た時に、この経験が活きてくれれば私たちとしても非常に嬉しいと思います」と挨拶をしました。今回の活動を通して、生徒からは「3日間貴重な体験をすることができたので、これを持ち帰って新聞づくりに活かしたいと思います。今まで経験できないことができたし、また仕事の大切さもわかり、たくさんのことが学べました。」との言葉がありました。
大田区立出雲中学校の皆さん、ありがとうございました。

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