2018年度入社式社長挨拶

入社式の様子

 

「従業員を大切にする会社を目指す」

おはようございます。社長の久松です。皆さん入社おめでとうございます。本日、50名の皆さんが晴れて当社の一員となりました。日本道路グループを代表して心から歓迎します。まず当社を取り巻く環境からお話いたします。

現在、建設業界は2年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けたインフラ整備が本格化し、また、防災・減災対策や中核都市の再開発事業等も含め、多忙な状況が続いており、我々の果たす役割は、ますますその重要性を増しています。

我が業界は、かつて3K(キツイ・汚い・危険)や6K(+給料が安い・休暇が少ない・カッコ悪い)と呼ばれていました。しかし、現在は政府が提唱する「働き方改革」に対応し、業界をあげた取り組みが始まっています。当社においても、長時間労働の削減・4週8休による実質的な完全週休二日の実現など、具体的な目標を掲げ施策を展開しており、今後は、他の業種と比べてもマイナスイメージはなくなると考えています。
当社は、2015年に発表した「新中期経営5カ年計画」の中で、当社が目指すものの第一に「従業員を大切にする会社」を掲げています。労働環境・職場環境を改善し、社員が毎日の仕事にやりがいと達成感を感じ、充実した幸せな人生を過ごせるように、という思いが込められています。皆さんは会社の大きな財産です。今後、皆さんには研修や仕事を通じて、様々な事を学んで頂きます。ぜひ前向きに取り組んでください。わが社の企業文化に慣れ親しみ、そして一日も早く溶け込んで、貴重な戦力に成長することを、大いに期待しています。

さて、当社は11年後の2029年に、創業100周年を迎えます。11年後を思い描いてください。皆さんは立派な日道マンとして、最前線で活躍しているはずです。ぜひその日を楽しみに、日々精進してください。これまで多くの先輩たちが積み重ねた歴史と伝統を受け継ぎ、信用力・技術力といった当社の強みであるDNAを皆さんの世代へ、またその次の世代へと確実に継承させ、150年・200年と続く企業にしていきましょう。

ここで、少し厳しい話をします。
当社は2016年12月、監督官庁である国土交通省から、独占禁止法違反により営業停止という大変重い処分を受けました。
また、その他の事案に関する調査が現在も続いていることから、皆さんや皆さんのご家族の中には、ご心配されている方もいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。当社はここ数年、「コンプライアンス」を経営の根幹に据え、徹底的に強化してきました。新しい社風に生まれ変わってきています。今後も継続して、社長の私自らが先頭に立って全力で取り組んでいきます。皆さんもしっかりと受け止めてください。
さて、今申し上げた「コンプライアンス」に関連して、皆さんにぜひ注意してほしいことがあります。皆さんは今日から当社の社員です。社会人として、日本道路グループの一員として、何よりも責任のある行動をとってください。当社は、ご存知のとおり東京証券取引所一部上場の企業です。2,000人の社員のうち、たった一人でもルール違反者が出ることで、会社の信用に傷をつけるだけでなく、会社の存続が危ぶまれることにもなりかねない、ということを常日頃から十分意識して行動してください。

さて、私は一年前の社長就任以来、一貫してあるメッセージを発信してきました。今日は皆さんにもお伝えします。それは「現状維持は最大のリスクである」というメッセージです。つまり、現状維持というのは何もしないということに陥りやすく、知らぬうちに衰退していきます。常に高い目標を掲げ、達成すべき方策を考え、現状に逃げることなく努力することが大切だということを、ぜひ忘れないでほしいと思います。
現在、当社では工事や営業などのスペシャリストを育成することで、現場力を強化することに注力しています。皆さんは今後、いろいろな職種に分かれ、それぞれの職場で先輩の指導のもと仕事に従事するわけですが、自己研鑽に励み、多くの経験を積むことでその道のスペシャリストを目指してください。時には、困難や逆風に見舞われることもあろうかと思います。でも決して逃げずに、自分で考え、前向きに積極的に立ち向かうことで、壁を乗り越えてほしいと思います。皆さんが成長する姿を楽しみに見守っていきたいと思います。大いに期待しています。

以上、これからの皆さんの活躍を祈念し、また前途を祝して、歓迎の挨拶といたします。

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